『社会性とは vol.2』
column0018 『社会性とは』を読んだ後が面白いかと。https://11documents.com/11documentswp/2017/04/17/column0018/
先日、中学に進学した息子の入学式で校長先生のありがたいお話を聞いていたのだか、校長先生より今日、一本の苗木を新入生の皆にプレゼントすると言う話のくだりがありました、、、私は咄嗟に、、何の苗木だろう?桃とか?縁起物かな?電車で持って帰るのか?などと、考えたのですが、話のオチは、苗木なんて言っておいて、その木は『ヤルキ』つまり『やる気』だそうで、、、、『おい!ダジャレかよ!!』と思わず苦笑いしながらブツブツ、、、でも、その時の会場の情景が面白かったので、記憶に残す為に慌てて携帯を取り出しメモしてしまいました。何が面白かったか?というと、親も教師も新入生も、そのオチに対し、突っ込みを入れる事も無く、、苦笑いのザワメキすらなく、、、皆が静かにありがたいダジャレ校長先生の話を無心に聞き続けており、、、話している校長先生自身もつまらんダジャレオチを言った自分に気付けず、正に素晴らしい『導き』の話をし続けておられる事で、、、、つまり、私だけが、もうウンザリして、その後、駄々っ子状態に陥ったのだった。せめて、人を惹きつける話をして欲しいなぁ~と思いながら、何とか、その不思議な儀式を終えたのでした。
そして、翌日、家でダラダラしている息子に、、、、、
『おい!昨日、校長先生から苗木もらったんだろ?どこいった?話きいてたか?』
『あ〜あれね、、、あの苗木ねぇ~〜もらったねぇ~~でも残念ながら、昨日で枯れたのよ。。枯れちゃったのよ。。。』
サラッと言ったその返事に私は内心、、、、こいつ俺より大人で、社会性あるなぁ、、しかも面白い、、、と感心したのだった。言わなくて良いのに、つまらない物はつまらない!と言わないと気が済まない私に比べ、息子はつまらない物は聞き流して聞いているのであった。そして、ふと気付いたのだが、あの会場の私以外の人々は社会性を持ち合わせていただけなのかも!?と思った、正に今。この話の結末を変える、恐ろしい事態がおきてしまった、、、、
妻に『今、何書いてるの?』と聞かれ、、息子の返答の、このストーリーを伝えると、、当日、会場で、つまらなくてブツブツ言い出した駄々っ子の私に対し『静かにしなさい!後少しなんだから、前向いて座りなさい!』と散々言っていた妻が、ボソッと言ったのである、、、、、
『まぁ、あれは小学校の入学式に言う話だったね。。。』
社会性とは、なんと恐ろしいものか。もし、会場中の人がそう思っていたなら、、私が一番、社会性など無くて良い。そんな恐ろしい社会になんて出たくない!そんな厳しい社会で校長先生は頑張っておられるのだ!
私は深く反省し、校長先生を応援していく事に決めた。
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