『想像する力』

私が思うに、自分という人間を、構築する上で、知識や、経験は、非常に重要な要素だが、最も重要なのは『想像する力』だと思う。どれだけ知識を得ても、どれだけ経験を経ても、、それをどう自分の脳細胞に取り込み、どう応用するか、、、当たり前に、人間は皆、それぞれの人生を、生きているが、それは正に、経験にあたり、知識というものは、自らの経験から生み出すこともできるが、冷静に考えて見ると、多くは、この現代社会までの人類の歴史から導き出された『他者の人生からの学び』が多い。
極端に言うならば、この現代社会と遮断された別の世界で、私が、もし一人で人生を生きたなら、因数分解などという言葉にも出会わず、日本の総人口なんて勿論、知らずに、、お金を稼ぐ、働く概念もなく、見えない有害物質には、気付かず、、ただ日々の生活をどう組み立てるか?だけを追求し、生きる事の理由とか、、お洒落な疑問などを、持つこともなく、人生を終えるように思えるのである。
つまり、現代社会は、情報という多くの受動的な知識が洪水している状態にあるのだが、、、それを、どう自分の知識として、経験に変化させるかが、重要になる。右から左に数字を記憶するのも大事なのかも知れないが、、必要な情報を、取捨選択し、何故そうなったのか?どうして、そう思ったのか?思われたのか?何故、何時、因数分解が、必要だったのか?などを考え、想像できると、自分の人生に大いに生かす事が出来てくると、私は、思う。
我々は、残念ながら、生まれながらに、選べない社会に属し、一人で生きている訳ではないので、、当たり前に、多くの人々と関わりを持ち、生活をしている。その上でも、やはり『想像する力』は大切で、コミュニケーションを円滑化させるだけでなく、自身の存在価値を迷い・見つける事すらも、出来るのである。そして、『想像する力』は新しい事を、生み出すこともできる。例えば、、、皆が、何を考えているか?何故、そう考えているか?どう解決して欲しがっているのか?これだけ解れば、、、その答えを想像できれば、、、『ヒット商品』は出来てしまのだ。

私は、いつも、興味の湧いた相手の、プロフェッショナルな土俵に『はい、こんにちは!』と、ヒョイヒョイ入って行ってしまうタイプで、、、勿論、その、入るという失礼を、自分でも自覚しているので、、、兎に角、いつも、相手の経験した人生を想像し、尊重しようと心掛けている。ゲストとして迎えられても、それは、いつまでもゲストで、、本質を見せて貰えるまで、多くの時間を必要とする。だから、気を遣って、遠巻きに見るのではなく、、、土俵に登り、全ての反応から、相手の思考に入り込みたい!と、いつも真剣に思っている。。興味ある事は、色々、理解したいと思うでしょ?

言うのは簡単だが、想像するのは難しい、、、
そう、もっともっと『想像する力』が必要だ!!!

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