column0057『採用』

『採用』

人を採用するのは、非常に難しい。
数度のわずかな時間で、相手のスキルや性格・人生の背景・未来を、想像しなければいけないのだ、、、

若い人材になると、面接時に、緊張していたりして、その人、本来の持ち味を、少しも見せてくれない事もある。私の考えでは、少なからず、、『仕事をする際の人間性』と、『普段の人間性』は、オーバーラップしていて欲しいのだが、、新卒者などは、社会人たるや！という、意気込みからか、、どうにも、人間味のない、ハリボテ優秀ロボットのような、、ある意味、、完成度の高い返答を、真顔で、してきたりする。。仕事をしてないのだから、ハリボテは当たり前で、気にせず、もう少し、リラックスして、せめて、笑顔くらい、見せて頂きたく思う。人事担当者だけでなく、会社の経営幹部もいる面接の際には、特にそうだ。人事担当者は、兎に角、多くの人材を面接するため、減点法で面接を考えがちだが、経営幹部は、そうではない。基本、人間、誰しも、自分が好きなタイプを推したいし、ある種の『閃き』を信じたいものである。
中途採用や、幹部候補となると、、それはもう、何だか魑魅魍魎 である。一歩間違うと、騙し合いなのか、知恵比べなのか、、そんな面接になったりする、、、全くアホ臭い話で、、面接ではパーフェクトでも、実際の業務のオペレーションでは、何も出来ない渡り鳥がいるのも事実、、たった数回の、面接の時間内などでは、幹部も含め、ある意味デキる人間の、見極めなど、、出来ないものである。

そう、本当に、人を採用するのは難しい。一緒に働いて見ないと、どうにも、、解らないことだらけなのである。

私は、面接時に、相手と、何回、心が通った会話が出来たか！？を、特に気にしていた。もう人間性だけ、、、例えるなら、自分と同じタイミングで笑ってくれるか！？それだけを見ていたように思う。そんな事だから、勿論、採用ミスを、何度もした。（スイマセンでした、、）
採用したのだから、一生懸命、その人材の活躍できる環境を作ろう！と、色々努力はするのだが、それでも、適応する環境が作れない、、、そう、採用ミスは起きる、、勿論、現場は、大変だ。求めてもいない人材を、採用されて、押し付けられ、、正に、採用者責任だ！！となるのだが、、、それは、採用した者が、一番、反省しているはずなので、、、どうか、そんなに責めないであげて頂きたい。
そうなる事を恐れると、、多くの人事担当者が陥る、減点法、当たり障りない人材確保大作戦になってしまうのですから、、、（あっ、それで良いのか！？いやいや、、）

そして何より、採用ミスも起こしたが、、、多くの素晴らしい人材も採用した！！そんな逆説もあるだろう！！

世間の、人事担当者！管理責任者！大変でも、、会社と仕事に、夢を持て！正義を持て！

何の、役にも立たんが、、、オイラ、心底、、尊敬している。