column0067『人生』

『人生』

人の人生は長いのか、短いのか。

そんな事を考えた事は余りないのだが、この地球上の歴史に於いては、短いのであろう。
与太話になるが、我々、人間は、長い歴史の上で、猿から、人間に進化したなどと言われているが、その後、随分長い間、猿は猿のままであり、、人間に台頭するような、、支配欲のある、動物は生まれてきていない。。そう考えると、まぁ、元々、人間という動物がいたのかもしれないが、、それが、解き明かせもしないのが事実で、、伝達・伝聞という手段が確立していない大昔の事だから解らないといえば、簡単だが、、、そもそも、その後も、怪しいものだ、、戦国時代だの、、何だの、、凄い武将だの、何だの、、歴史を語る、、大河ドラマや、司馬遼太郎先生が描く世界は、ノンフィクションだの、フィクションだの、と言われているが、、その時代を生きていないのに、何が事実なのであろうか、、西郷隆盛さんの名前も間違えるような時代に、、後世に向け、正しい伝達・伝聞が行われたかは疑わしい。。文書に残されている！？それも書き手の私見を挟まぬモノなのだろうか？！などとケチを付け出せばキリがないが、、そんな例え話は、さておいたとしても、、どうにも、人間が犯した間違いの歴史は、静かに葬り去られ、お金になる美談は、尾ひれをつけて広まっている様に思える。我々の文明社会の伝達・伝聞も、そう、、少し、長い歴史の上で、進歩し過ぎ、歪んでいるのかもしれない。

先日、親しき友の父が他界した。奥様は、私に、涙を溜めた笑顔で言った。『死んじゃったら、何だか、色々言いたい事あったのに、良い思い出ばかりしか、浮かばなくなって、、ズルイよね。。ズルイ！』いや、事実、私の知る限り、本当に素晴らしい旦那さんで、良き父であった。

地球上の歴史の上で、1ページにも刻まれない事かもしれないが、私にとっては素晴らしい学びで、大切な時間であった。

人の人生は長いのか、、短いのか、、

そんなモンは知らんし、、歴史も知らん、、
まず、身内が誇り・愛する人間になれるかが、重要で、そういう立派な人生をおくる事が大切に思える。