『お山の大将』

昔から、私は、細かい事に拘りすぎる悪い癖がある。
実は、強引とは、真逆の、、自分のやりたい事を、本質的に皆に理解・賛同して貰えないと、前に進みたくない面倒なタイプなのだ。『勝てば官軍』などという言葉があるが、私の本来の性格は、『勝ち方こそ、全て』という、、何とも、典型的、情熱型の『お山の大将』なのだ。
其れ故、逆に、、若かりし頃の、私の小さなチームは、コンプライアンスなど、何も無かったが、、圧倒的な結束力を持ち、ナカナカ、その業界でブイブイ言わせていた。誰とも組まず、何処にも媚を売らず、兎に角、生意気に。格好良く。。それだけだった。ずっと、自分の正義・白と黒だけで、物事を判断してきた。
(とはいえ、、私、我が儘だから、、強引だったのか!?)

そして、結局、その『お山の大将』は、、身の丈を超えた、大きな組織で、、挫折を味わうのだが、、本当に、素晴らしい経験をさせて頂いた。

今の、私には、白と黒だけではなく、グレーがある。下らない、小さな勝ち負けより、目標に、どう向かい・達成するかが、重要になり、、あれだけ拘っていた『勝ち方』なんて、どうでも良くなった。

今思えば、そんな上の人間が大嫌いで、若い頃は、、一番に噛みついていたように思う。

しかし、組織に属するチームの仲間・その家族にとって、どちらが幸せなのか?は疑問だ。やり甲斐はあるが、小回りの効く結束ある小型ボートを何隻も進め、小さな成功を、多く求めるより、、個々の達成感は少ないかもしれないが、、大きな船でデンと進み、気付いたら、大きな成功を掴む方が、良いのかもしれないのだ。

単純には、両方出来れば良いのだが、、それが、、ナカナカ難しい。

結局、私は、まだまだ、『お山の大将』で、、それが上手く出来ないから、そんな、面倒クセェ、、組織を抜けたのかもしれない。

上には上がいる。

尊敬しちゃうね!!

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