column0104『マレーシア旅 part2』

https://11documents.com/2018/10/14/column0103/ ‎からの続きです。

さてLCCにも慣れたものなんて言いながら、羽田空港に着くと、エアーアジアのカウンターは長蛇の列、当然、事前チェックインを済ませていて、バゲージを預けるだけなのだが、そのカウンターが『ダダ混み』安いチケットだし、、残念ながら私には、何のプライオリティーもない、、

ボケーっと心を無に待つのだが、何せ機材の入ったバックパックが重すぎて、Tシャツでも汗が滲み出てくる。かれこれ40分経過、、あと数人というところで、荷物の預け入れのカウンターから係員が一人もいなくなり、待ちぼうけ、、↓

(↑斜めの写真ですいません。。近過ぎるのです、、)
この写真のように、、カウンターに誰もいないので預け入れが出来ないのに、空港内には『エアーアジア、クアラルンプール行きご利用の方は、最終チェックイン時間なので、急いでください!』と放送が流れる、、

『フッ、、お前が急げよ、、このヤロー!!』

なんて言いながら、何とか手荷物を預け、いつも通り、出国手続き・換金・保険加入を済まし、、タバコを吸って、、慌てて搭乗。。いつもなら、ラウンジでちょっとお酒を飲んでから搭乗するのだが、素晴らしいエアーアジアのサービスのお陰で、そんな時間は無い。(解っている。責めてはいない、、安いのだから、当たり前なのだ、、)

毎度、申し上げるが、カメラ機材をバックパックに詰め込んでいる為、出来る限り早めに搭乗し、手荷物置き場を確保する必要があるのだ、、そこまでは気が抜けない。。なーんて、意気込んで搭乗したら、、手荷物置き場は、ガラガラだった、、『チッ、、余裕じゃねーか、、』

ということで、7時間のフライトに備え、本を出し、席に座る。。『ん?あれ?!何か、臭いねぇ、、』周りを見回すと、おお、、インド系の方々ばかりじゃないか、、キョロキョロしている私、隣のおでこにビンディを着けたおばちゃんと目が合いニコッ。。慌てて、こちらもニコッと、、そう、、まぁ、これは文化の違いで、多勢に無勢、、私が無臭過ぎるだけなのだ、、本でも読んで集中すれば何とかなるだろう!と考える事にした。。

さて、そろそろ出発時間だが、前の列が6席並びで空いたままだ、、『おー、空いてたら、そっちに移動するか、、』なんて考えていたら、何と6人全員が、私の1.5倍から2倍の太さのある、御家族の皆様が、搭乗してきたのだ。。

私でもパツパツなこのシートに、、しかも、、6人が並ぶ、、正に『地獄絵図』だ。。

勿論、シートベルトは閉めれないので延長ベルトが配られ、客室乗務員は率先して、アームレストを離陸前なのに、上げて、、何とか詰め込んでいく、、そして面白いのが、この御家族、、皆で『アー!オー!アウチ!』言い合いながら愉快に、押し合いへし合いしているのだ、、是非、フロントから、その様子を写真に撮らせて頂きたかったのだが、流石に失礼なので、、後ろから、サイズ感を伝える為に、一枚パシャり。

(↑完全にはみ出てるやん、、)
そう、この方々と比べれば、私は『ちょっと臭いなぁ、、』なんて思っているが、、天国に違いない。。などど思い、ニヤニヤしながら、本を読むことにした。

離陸し、数時間が経ち、本を読み終える頃、、私は、自分のミスに気がついた。あれ程、前回も苦しんだのに、またミスを犯したのだ、、『寒い、、機内は16度、、』それなのに、Tシャツだけで搭乗してしまったのだ、、勿論、上着も用意していたのに、、預け入れ荷物の一番上に入れていたのに、、最早、、ここは八甲田山、、お金を払ってブランケットを借りれば良いのだが、自分のミスが腹立たしく、、あと3時間、戦う事にした!!

『寝たら、死ぬぞ!!』いや、、『寒くて、寝れん!!』

搭乗時、気にしていた匂いの事など、すっかり忘れ、、前に座るふくよかな家族に囲まれていたら、少しは暖かかったかも、、などと妄想しながら、、結局、夜23時半発、翌朝5時30分着の深夜便なのに、一睡も出来ず、、最早、、微動だにせず、、

着陸を待ったのだった、、

〜続く〜

 

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