column0105『マレーシア旅 part3』
https://11documents.com/2018/10/14/column0103/ 『マレーシア旅 part1』からの続きで。。
https://11documents.com/2018/10/18/column0104/『マレーシア旅 part2』からの続きです。
そう、LCCにも慣れたものなんて言いながら、、痛恨のミスを犯し、上着を忘れて搭乗してしまい、低すぎる機内温度の寒さに耐えながら、何とか無事、クアラルンプール国際空港へ到着した。
マレーシアの良いところは、特に記入するべき入国書類が必要ない事で、、これは本当に素晴らしい。パスポートナンバーやら、ステイする住所やら、、職業やら、、フライト便名やら、、機内でイチイチ記入するのは、、私には少々面倒なのだ、、
ナカナカの混み具合の入国審査を終え、『入国』
ここでオーストラリアの写真家(以下B氏)と待ち合わせなので、ゲートのすぐ前のベンチに座り、コンファメーションの取れていなかったレンタカーの状況を調べる。。『おお、無事コンファームされていた。』という事で、安心して1時間遅れでメルボルンから来る、彼の到着を待つ。
彼はSNS上に自分の顔写真を公開しているし、私も写メしたのでお互いの顔は認識している。まぁ、マレーシアでは、我々は外国人なので、どちらにしろ目立つのだ。
彼がゲートを出て来るなり、お互い即座に認識し、手を振り合う。。
『初めまして、昌平だよ!ところで君の名前は?!』
我々の旅はこうして始まった。さて、時刻はまだ午前7時。レンタカーの予約時間は午前8時、、空港内にあるレンタカー屋のカウンターまで移動し、その前のベンチで色々とおしゃべりしながら、時間を潰す。別にお揃いを目指した訳ではないのだが、二人とも黒のTシャツに迷彩の短パン。。そんな格好なので、B氏もフライト中、寒くて寝れなかったようで、、ボケーっと眠そうな二人は、、きっと周りには、旧知の友に見えた事だろう、、
午前8時になったが、、カウンターに係員が現れる気配は無い。。
東南アジアは、まぁ、こんなモンだ、、と、イライラすることもなく、ただ待つ。。
スケジュールに追われているワケでも無いので、、ここで、何より大事な事は、無事、カーナビ付きの車を借り、係員から高速道路の乗り方を教わる事なのだ。。
8時半になり、やっと係員が現れた、特に遅れた事を詫びる事もなく、淡々と手続きに入る。高速の乗り方も教わり、すぐ前にあるコンビニで高速用のカードを購入しそれに現金をチャージし、、全ては順調だ。。『ん?あれ?!お前、、インターナショナルドライバーズライセンスは?』と聞くと、『えっ、無いよ。』とB氏はあっさり答えた。。ほうほう、、そう、私のリマインドが甘かったし、、最早、どうにもならない事なので、、こちらもあっさり諦めて、一人で運転する覚悟を決めたのだった。。
係員にレンタカーの停められている駐車場に案内され、一人で戻って来る事を想定し、駐車場のブロックや、停めるスペースを携帯の写真に撮っておく。。(これ大事だよ。。)
そして、いざ、お洒落には程遠い、、赤いマレーシア車に乗り込み出発!!
初日は、まず、クアラルンプール市内の蝶園へ向かい、明日からの撮影に備え、、こちらの気温や湿度、つまり撮影環境に慣れるのが目的なのだ。。そう、蝶園とは言っても、日本のそれとは違い屋外にネットが張られただけなので、雨が降れば、そこは雨というモノなのだ。。
天気予報では、今回の旅、、何と、、全て、、雨。。しかし、まだ雨は降り出していない。。『急ぐわさ!』
英語でのナビゲーション、、そのナビ独特の指示の間合い、、そして慣れないランナバウトなどに苦戦しながら、何とか1時間程で目的地に到着。前回の一人旅でもココには来たのだが、重い機材を担いでの、電車と徒歩による移動より、車は、断然楽であった。。寝ていないことをスッカリ忘れ、ウキウキと撮影機材を準備し、受付へ。。前回と変わらぬオバちゃんが歓迎してくれた。もう、飲み物を売っているところも、トイレも、、蝶園内の地図も把握しているので、私のように慎重派の細かい人間には、この旅始まって以来、、久しぶりのホームに感じるのだ。
いざ、侵入!!
前回に比べ、雨が降り出しそうな事もあり、蝶の数は少ない。敏感に湿度の変化を感じとり、既に葉陰に退避しているのであろう。しかし、我々は気にしない、何故ならば、蝶よりもその緑に潜む『小さな昆虫達』がメインのだからだ。。私が大型の望遠レンズを湿度に慣らしているうちに、B氏はその必要のないマクロレンズで、奇声を上げながら進んで行く。『ショウヘイ!凄いよ!沢山いるぞ!!』そう、沢山いるから、またココに来たのである。。『ショウヘイ!これ、見てくれ!』『ショウヘイ!こっちにアレがいるぞ!』『ショウヘイ!これは何だ!?』B氏、大はしゃぎ、、暫く経っても、おさまる気配が無い、、という事で、私は出来れば150mmで、『蝶々』なんぞという『一般受けの良いモノ』を先に撮ろうと思っていたのだが、彼との初日という事で、、彼に合わせマクロ撮影に切り替える事にした。
やはり、同じ目標の人間と撮影をする事は、普段の一人での撮影と違いナカナカ面白い。。何処か彼よりも先にもっと凄いモノを見つけてやろうとか、彼より上手く撮ってやろうなどの意識が生まれ、、集中力が高まっているのか、低くなっているのかは不明だが、兎に角、刺激的なのである。
ちょっと別々に撮っては、また、集合し、写真を見せ合ったり、その被写体のいるポイントを教えあったり、セッティングがどうだの、『アーでもコーでもないと言い合いながら、、』気づけば、朝食も昼食も忘れ、、途中スコールに見舞われながらも、何とか、天候に恵まれ午後15時まで二人は撮影を満喫したのだが、、その後、雨が再度降り出したので、本日の撮影を終え、ホテルへ移動する事にしたのだった。。
何だか『送りバント』みたいな『part3』になってしまったが、、
ちょっと、今日は時間がないので、、
〜続く〜
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