『難しいねぇ、、』

経営者に必要な能力とは何だろうか?!
そんなモノは、深く考えても、浅く考えても、きっと通勤ラッシュ時に駅のホームですれ違う人の数ほどあり、、散々、アーでもない・コーでもないなどと語ったのちに、最終的には『総合力だな』なんて、サクッと〆られて終わる話なのだから、どうでも良い。。

しかし、確かに、、現実的には、完璧な経営者など存在するのかという愚問はさておいて、軽く見回すだけでも、何ともオシイ経営者は多いモノだ。。まぁ、多くは経験という学習により改善され、真なる経営者になる過程なのだろうが、、中には何ともアドバイスに難しいケースがある、、

簡単には、相対で話すに非常に優秀で、頭脳明晰、多くの才能・特別なナニかを嗅ぎ分ける嗅覚を持っている経営者なのだが、実際の組織に於いては、その優秀さを十分に発揮出来ていない為に、目標という理想に、結果という現実が追いつかない方々だ。その手の成功型を私は『剛腕型』と呼ぶのだが、『剛腕型』と、そのオシイ方々の差は、どこか『常識論』が通じてしまう事にあるように思える。『常識論』が通じる事で『剛腕型』独特の、同じ立場に置き換えられるような事のない圧倒的な理解不能のbehaviorが崩れ、周りからは悲しくも、只の理解不能と認知される事になるのだ。

そうなると、立ち位置は一転、私のようにセセコマシイ小さな器サイドになるので、その思考回路を分析してみるのだが、どうにもアドバイスが難しい、、考えれば考えるほど、その思考の謎は、、『深く』そして『浅い』、、

能動的・受動的思考回路のバランスが崩れている場合に思えるのだが、極端に自らの能動的思考を優先する回路なのだ。

周りで起こる受動的事象を、あくまで要素としか捉えられず、要因としての分析修正よりも、非常に優秀で、頭脳明晰、多くの才能・特別なナニかを嗅ぎ分ける嗅覚を持っているが故に、新たな能動的提案で突き進むタイプで、その能動的アクションは、正に臨機応変トライアンドエラーなのだが、周りの指示を受ける側からすると説明不足の、只の『朝令暮改』の繰り返し、新しい方向を打ち出す為に『根本』の目標すら変わってしまう時もある。。しかし、本人にとっては、常にベストエフォートで問題の解決に取り組んでいるのだ、、例えるならば『押してダメなら、引いてみな』という言葉があるが、人間は押して駄目なら、まずその力加減を変えたり、捻ったり、道具を使ったりなど、まず『押す方法』をいくつも試す生き物なのだが、『引く』という提案の前に『別のドア』を使う事を提案してしまうといった具合だ、、
その現実を、自ら一歩引いて『俯瞰』で見れるようになるまでは、、自身の持つ根幹的思考回路問題点には気付かず、周りの問題点ばかりが要素として目につき続けるだけで、結果として何時も周りの人間との正常なコンセンサスがとれない方程式が出来上がる事になり、、つまり、それは、簡潔に表現するならば、理解や発言に伴わない結果しか出ない『口ほどにもない奴』になってしまうのだ。

非常に優秀で、頭脳明晰、多くの才能・特別なナニかを嗅ぎ分ける嗅覚を持っているが故に、周りの人材の能力や伸びしろを理解出来ない。もっと単純にいうならば、自分以外の他人の『信用・信頼』の仕方が解らないし、、何処か周りの人に対する『気遣い』ポイントズレていたりで、、そういう方々に残念にも共通するのが、『人を見る目がない。』常に、過大評価過小評価の繰り返しなのだ、、それでも最前線で戦い続けられる、それだけで『才能の賜物』なのだが、、

一事が万事、、人間同士、必要なのは思いやりだ。

『汝の隣人を愛せよ』

それ以外のアドバイスが浮かばないのは、、愛が足りないのだろうか、、

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