interest0013 新しいカメラを購入!

新しいカメラを購入!

前回、クリップレンズを購入する際にも、話していたが、、愛機EOS M-6での、昆虫撮影への限界を感じ、やはり新しいカメラを購入する事にした。

Canon EOS 5D MarkIV かEOS 6D MarkIIで悩む事、1ヶ月、、5D MarkIVである必要性は無いと、納得しつつも、将来の拡張性考え、迷いながらも、、コストパフォーマンスの高い6D MarkIIを選ぼうとした時だった。。偶然、麻布十番の横断歩道を渡ろうとすると、前から、どこかで見た事ある女性が、手を振りながら、笑顔で近づいてくる。数年ぶりに会う彼女は、現在カメラ関係の仕事をしているのは知っていたはずだが、、正直、忘れていた。。何故ならば、去年までは、カメラには、全く関心がなかったからなのだ。『大塚さん、最近何してるの?!』もう、、皆に聞かれるので、いつものテキトーな答えで返事をした。『最近、、あー、、カメラを何買おうか迷ってるの!』『えっ?カメラ?大塚さんもこっちの業界に来るの?』ここで、やっと彼女が、そちらの業界人な事を思い出す、、『いやいや、、こっちも、そっちも、全然興味ないから、、ただカメラを買おうと思っているだけ、、』などと慌てて、グイグイ来る彼女に、、予防線を張りながら、立ち話をしていると、彼女が、『OLYMPUSは?!一度見た方が良いよ。』と言ったのである。6D MarkIIに決めたい、私は、OLYMPUS?!何言ってるんだ、、フルサイズじゃないし、、写真加工しちゃうのが凄いメーカーだろ!?と、知ったかぶり、聞き流していたのだった、、

その夜、私は、世界の昆虫写真家達が、何の機材を使っているか!?を調べていた。どうしたら、こんな細かい描写の写真が撮れるのか!?と、、写真を見ていると、そこで、こんな記載を見つけた。

Camera: 6D
Flash: USED
Lens:Mp-E 65mm
Shutter speed: 1.160 F3.2
ISO:500
Images stacked:264pic
stacked:Stac Shot Macro Rail

ほう、、やはり6Dでいけるんだな、、レンズはMp-E 65mm、Canonの5倍までいけるマクロレンズか、、手持ちは厳しいだろうなぁ、、待てよ、、Images stacked:264pic???stacked:Stac Shot Macro Rail??何だこりゃ?!意味わからん、、そして調べてみると、Stac Shot Macro Railの上を移動させて、264枚のピントの深度をずらした写真を撮り、そのピントのあっている部分だけを外部ソフトで合成していく『深度合成』という加工を使った写真だったのだ、、そもそも、Stac Shot Macro Railで264枚の写真をフラッシュ有りで撮るという事は、、時間も掛かるし、、手持ちマクロじゃないし、勿論、野外では出来ないし、昆虫も死んでいるという事になる、、そう考えると、別に、そんな写真を撮りたいワケではないのだが、、私が、マクロ撮影する際の一番の問題は、やはり深度で、、どうやって深度を深めるか?深度の深さを表現出来るカメラとレンズを選ぶ事が、今回の一番の課題になるのだ、、だからと言って、深度合成を一枚づつ、Photoshopでやる忍耐は、性格上、、無い気もする、、

そこで、、深度合成について調べてみると、、マニアックな、凄い世界に混じり、、『OLYMPUS E-M1 markII 深度合成』と出て来るではないか、、彼女の云うOLYMPUS、、なんと、、 深度合成がカメラ内で簡単に出来るカメラを作っているのである。調べていくと、確かに出来るし、カメラとして、ナカナカ充分なスペックなのだ、、

早速、翌日にはOLYMPUS E-M1 markIIを見に行くのだが、、まず、、ダサい。兎に角、デザインがダサいのだ、、80年代の日本車みたいなデザインなのだ、、シャッターの押し心地も安っぽい、、しかも、OLYMPUSが販売員を派遣してない売り場が多く、所謂、電気屋さんの販売員は、深度合成に関して質問しても、皆、ポカンとしている。何だか、売る気が全く感じられない、、と云う訳で、、もう一度、家に帰り、ネットで調べてみる事にした。すると、OLYMPUS E-M1 markII に関し、著名な昆虫写真家の海野さんが講演をしている動画があり、、私の持つ多くの疑問が解決した。唯一、解決しなかったのが、手持ちでマクロレンズ使用時の深度合成が可能か?と云うポイントで、、、もう、これが一番の核なのだ!!それを検証しに、翌日、再度お店へ行く事に、、

OLYMPUSの派遣する店員さんのいる、新宿のヨドバシカメラへ行き、マクロレンズをつけて、手持ち撮影で深度合成を検証、、凄い!出来るのだ!!マクロレンズ、2本試したが、どちらも可能だ、、強力な手ぶれ補正の賜物、、これは、もう革命的な事だ、、OLYMPUS万歳じゃないか!?

しかし、やはり思うのである、、ダサい。このカメラ、ダサすぎる、、

私は、長らくデザインの大切さを説いて、人生を生きてきた。機能より、デザインが生み出す心の潤いを大事にしてきたのだ。つまり、悪く言えば、見栄っ張りの外観重視な人間なのだ、、女性に例えるなら、、決して美しくないが、、何でもこちらの要望に応えてくれる素晴らしい女性、、そう、、はっきり言えば、ブスなのに依存してしまう程、何でも出来てしまう様なカメラなのだ!!

何でも出来るブスと付き合うのか、、

まぁ、待て。私が表現したいのは、昆虫の美しい瞬間を切り抜きたいだけで、、最終的なデザインへの償いは、写真でそれを表現できれば良いのだ、、そう、カメラは、それを生み出す上での、ツールであり、彼女では無いのだ、、そもそも、、何故、彼女なのか!?それならば、彼でも良いのでは!?デザイン的には完全に男っぽい。。そう、お助けツールだから、男で、『ドラえもん』と考えれば、良いじゃないか?!そんなこんな、、1週間悩んだ上で、、結論を出したのだった。

助けて〜!ドラえも〜ん!!

という事で、あっさり購入!!

取り敢えず、使ってみないと解らないので、最低限使うであろう、レンズも4本購入。倍率と撮影距離が違うマクロレンズ2本。ある程度距離をカバーする望遠1本+テレコン。オシャレぶって寄れる超広角1本だ。一般的なポートレートレンズが無いのは、手持ち撮影の昆虫写真には、余りその距離感が必要ないのと、まぁ、兎に角、OLYMPUSは、どのレンズも他メーカーより、寄れるのだ。

というわけで、、現在、『ドラえもん』との良い関係作りをしている。
正直、全然、、自分の手の感じがしないし、、撮れるモノのイメージも出来ない、、『ドラえもん』は、、やはり、撮り手が学習しないと、生かせないのだ、、学習あるのみ!!

来年は、海外へ撮影しに行くので、早く良い関係を築かなければ、、

では、皆様、良いお年を。

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